オグリキャップ死ぬ 地方から中央へ、重賞12勝の「怪物」
2010.7.3
1980年代後半から90年代初めの競馬ブームをけん引したオグリキャップが3日午後、北海道の放牧先で脚部を骨折して死んだ。JRA関係者が明らかにした。25歳だった。
オグリキャップは87年、地方競馬の笠松競馬場でデビュー。12戦10勝の活躍で注目を集め、翌年には中央競馬(JRA)に転籍。G14勝を含む重賞12勝の活躍で、当時の競馬人気をもり立てた。
90年末の有馬記念優勝を最後に引退し、その後は北海道の優駿スタリオンステーションで種牡馬となった。07年で事実上種牡馬を引退した後は、同所で功労馬として余生を送っていた。
地方出身のオグリキャップが、日本や世界のエリート馬を向こうに回して力走する姿は、バブル経済最盛期の日本に、70年代初めのハイセイコー以来と言われる競馬ブームを巻き起こした。
地方競馬で8連勝を含む10勝を挙げたオグリキャップは、4歳(現在の数え方で3歳)になった88年に中央競馬に移籍。いきなり重賞6連勝を飾った。だが、伝統的なレースに出場できるクラシック登録をしていなかったため3冠レース(皐月賞、日本ダービー、菊花賞)とは無縁。「不遇」の中で力走を続ける姿が、人気に拍車をかけた。
同年12月の有馬記念は、1歳上の人気馬、タマモクロスとの対決を制してG1初制覇。89年のジャパンカップでは、前週のマイルチャンピオンシップからの連戦にもかかわらず、当時の芝2400メートルの世界レコードの2分22秒2で2着に入った。90年は安田記念で優勝したものの、脚部の故障もあって不振が続いたが、引退レースとなった有馬記念で復活優勝を遂げ、人気を不動のものにした。
種牡馬となった現役引退後も牧場には多くのファンが訪れ、08年11月に東京競馬場で行われた一般公開では、5万人超のファンが詰め掛けた。
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競馬として・・・という見方ではないのですが、私は芦毛の馬が好きでオグリキャップはもちろん大好きな梅でした。
そんなに競馬を見ていたわけでもありませんでしたし、特にどの子・・みたいな感情もありませんでした。
しかし、オグリキャップの第35回有馬記念優勝の時には、感動して涙したのを覚えています。
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引退後、写真で葦毛だったオグリキャップが真っ白な白馬になっているのを見ました。気品ある美しさでした。
25歳という年齢が、サラブレッドとして長寿なのかは分かりませんが、引退後は北海道でのんびり暮らしていたようです。
伝説の馬が亡くなってしまった事は、本当に悲しいですね・・・でも、歴史に残る忘れられない名馬であることには、変わりありません!
オグリ・・・安らかに・・・
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