ゴミが環境にもたらす影響は計り知れないほど大きいですが、動物に及ぼす影響はさらに顕著なようです。
動物園のサイが恋に落ちてしまったのですが、なんとその相手は池に沈められた車だと言うのです。
動物園を訪れたお客さんの目撃情報によると、サイはとても愛情をもって車に接していると言います。
なんとも報われないサイの切ない恋ですが、車の前後から上ろうとしたり、見せびらかすような態度まで示しているとのことです。
この車はウィーンの動物園のプロジェクトの一つで、環境について問題提議する目的で、あえてゴミが捨てられているように展示されたアートだそうです。
ワニの近くにはサビついたお風呂が沈められ、野牛のところには古い鉄道が横切り、ペンギンの檻の中に汚れたオイルポンプがディスプレイされ、一見ゴミの山に見えるそうです。水槽にはオイル用のドラム缶まで設置されています。
しかしながらサイはこの赤い車を恋人と認識し、何とか動かそうとしたり様々な求愛を試みているそうです。
動かない相手に恋するのも報われませんが、この展示車が片付けられると同時に失恋してしまうことを思うと、笑ってばかりもいられないちょっと切ない話ですね;
0 件のコメント:
コメントを投稿