ナショナルジオグラフィックで、驚く様なお話しを観ました。
ハンターハンテッドという番組で、ハンターであるはずの人間が、実は逆に襲われる事があるという実録を集めたものです。
たまに観ていましたが、ライオンやトラなど肉食獣のお話しは、なるほど~という感じでしたが、先日はアフリカ水牛でした。
見るからに迫力があります!
彼らは、当然草食動物です、草食動物でも、身を守る為や子供を守る為など、肉食動物に立ち向かっていく姿や、逆に肉食獣を追いかけている映像も目にします。
しかし、実はそんな単純なものではありません!
あるハンターのグループが、水牛に教われました。一人が死亡し、一人は重傷でした。死亡したのは白人の男性で、重症を負ったのは白人女性でした。白人女性は同行していた夫が、襲ってきた水牛を射殺した為助かりました。
まず、アフリカでは水牛を飼っている部族がいます。彼らは、水牛の世話をしています。そして病気になると獣医師を呼びます。獣医師は白人です。
様々な検証の結果、水牛は色の識別が出来るので、ガイドの黒人を襲わずに白人を襲ったというのです。それは水牛の高い学習能力で、白人は治療の為に痛い注射などをするため敵視していたから・・だというのです。
更に驚いたのは、正面にいた人たちを襲わずに白人女性に攻撃をしかけた点です。それは、その女性のブロンドの長い髪が雄ライオンの鬣を連想させたのではないかと・・・
ここまででも充分に驚いた私でしたが、最後の話しでもっと驚きました。
100年以上前から、人間は水牛を含めアフリカでハンティングをしてきたそうです。それにより、水牛は完全に人間を敵であると認識しているそうです。
ハンターが水牛を狙い銃を撃つ・・しかし1発で仕留めるのは難しいそうです。手負いの水牛は逃げます。
しかし。手負いの水牛は無意味に逃げるわけではないのです。真直ぐ逃げて、途中でUターンするのです。丁度ヘアピンカーブの様な道どりで引き返します。そして、茂みに隠れジッとしているそうです。
それは、その水牛を追って来たハンターを待ち伏せする為です。ハンターが来たら横から突進して襲うそうです。そうです・・・仕返しをしに来るのです!
その事実を元に事件を検証したら、その襲われた白人女性は前日水牛を撃っていたそうです。しかし仕留める事が出来ず、翌日その手負いの水牛を探して歩いていたそうです。そこで、襲われたのです。
そうです!まさに、その撃った水牛に!
アフリカの自然の中で行きぬく為に、水牛の目は視野が広がったそうです。彼らは常に学習し、進化しているようです。
仕返し・・という行動が、水牛にはある事に本当に驚きました。
と同時に、食べる為でなく動物の命をハンティングという命がけのゲームで脅かす事に、人間の傲慢さと愚かさを感じずにはいられませんでした。
個人的な勝手な意見ですが、私はスポーツハンティングや食べる目的でない狩りには反対です。
0 件のコメント:
コメントを投稿