2010年5月15日土曜日

寒い春

春・・とは言えない気温が続いていました。
そんな中で、こんなニュースを読んでいました・・・

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野鳥:夏鳥受難 鳥海山の雪面、大量死 寒暖差に耐えられず? /山形 毎日新聞より

◇渡りの途中か
 山形・秋田県境の鳥海山(2236メートル)に登山中、雪面で野鳥の死骸(しがい)が転々と転がっているのを見つけた。確認しただけでも30羽近くで、ほとんどが夏鳥だった。写真を専門家に見てもらったところ、4月下旬から5月上旬にかけての寒暖差に、渡りの季節を迎えた夏鳥たちが対応できず死んだのではとの推測が示された。【佐藤伸】
 死骸は5日、山頂から西側の日本海側に派生する尾根筋の斜面で見つけた。山形側の大平登山口と秋田側の鉾立登山口が交差するあたりの愛宕坂から7合目の御浜にかけての範囲。ルート沿いのあちこちに落ちていた。コマドリ、アオジ、ヤブサメ、ノゴマ、ウグイスの仲間といった夏鳥がほとんどで、冬鳥のアトリも数羽交じっていた。
 写真を鑑定した酒田市の環境省・猛禽類(もうきんるい)保護センターの村田野人・自然保護専門員は「陸鳥が鳥インフルエンザにかかるとは考えづらい。例えばノゴマは北海道に渡る途中だったのではないか」。酒田市のNPO猛禽類保護ネットワークの伊藤智樹事務局長や八幡山岳会の佐藤巧朗会員も「上昇気流で上空に運ばれ激しい温度差に耐えられなかったのだろう」と推測。日本海から突き上げる独立峰の鳥海山は気象変化が激しく、野鳥の死骸が落ちていることはこれまでもあった。伊藤事務局長も山頂付近で10年以上前に20羽ほどカモの死骸を見たというが、やはり大量の死骸は珍しいと驚く。
 山形地方気象台は4月下旬から5月上旬にかけての庄内地方は「寒暖の変動が顕著だった」と説明しており、小さな夏鳥には厳しい季節だったようだ。
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そっか~そうですよね。私は寒い春を歓迎していましたが、温かい春を待っていた鳥たちや生物がいるのですよね~
異常気象は、思わぬところ・・・特に弱い者、小さな者たちの生命をも危機に追い込みます。
そんな小さな命が、次には他の命にも影響し・・・最終的には、全てに影響を及ぼす事になるのですよね・・・
地球は、やっぱり何か変です・・・突き詰めて考えると、ホントに恐ろしくなってしまいます;)

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