2010年6月17日木曜日

ペット葬祭業、法規制へ

今日は真面目なニュースです。
少し前に起きた、ペット葬儀業者の酷い事件を受けての法規制のニュースです。

**************************************

動物愛護管理法の見直しに向けた中央環境審議会の動物愛護部会が16日開かれ、埼玉県飯能市の山林に大量の犬猫の死骸が捨てられた事件を受け、ペットの葬祭業者規制への検討が始まった。

 現行法では、ペットの販売や保管、貸出業者に登録を義務付けているが、死んだペットを扱う業者への規制はなく、葬祭をめぐるトラブルが相次いでいる。

 中環審では、ペットの火葬や埋葬業者を規制対象に加え、登録制とすべきかなどを検討。11月に専門の小委員会を立ち上げ、本格的な議論に入る。

 2006年6月に改正された動物愛護管理法は施行5年で見直すとしており、来年10月に報告書をまとめ、12年に改正する予定。

**************************************

こういう問題は、常に後手後手だと思います。
だいたい動物に関しては、器物扱いなのも今の時代とは合っていないと思います。
基本的に、動物に関連する法律や概念は、”人間に関して”どうなのか?というのが基本です。動物の病気に関しても、人間に影響のない病気に関しては何のキマリもありません。
例えば犬の病気では、人畜共通病である狂犬病に関しては法律で予防ワクチンが義務付けられおり、外国から来る犬たちの検疫も主に狂犬病に関しての予防のためです。
確かに狂犬病は恐ろしい病気であり、死を招く病気・・・しかも伝染病です。
狂犬病に関して、100%予防する、ガードするというのは日本の素晴らしい実績だと思います。
しかし、恐ろしい伝染病はまだまだあります。それらは人間にはうつりません。なので、義務付けられてはいないのです。
パルボは子犬が感染したら、死に至る可能性がある伝染病です。感染力の強いジステンバーなどは成犬でも致死率が高い伝染病です。
それらの伝染病のワクチンは義務付けられてはいません。そう、人間にはうつらない病気だからです。
また、そういうワクチンや病気の存在さえ知らない飼い主さんたちもいます。

日本は、まだまだ動物愛護に関しては他の先進国より遅れています。
人も動物も住みやすい、優しい国であって欲しいですね^^



0 件のコメント: