2009年9月25日金曜日

おもた~い話

書こうか書くまいか・・・と迷っていて、今日まで書きませんでしたが・・・やっぱり書く事にしました。
かなり重い話しです

先日、3日間に渡り「ニュースJAPAN」という番組で”命の現場”という特集がありました。
ニュースJAPANは、世のオジサマたちに絶大な人気を持つ、滝川クリステルさんがキャスターのニュース番組です。以前からたまに、同番組ではペットに関しての特集をよく組んでいました。勝手な想像では、クリステルさんは犬好き?!なんて思っていますが・・・

今回の、命の現場
初日は、夜の町で深夜営業をしているペットショップの様子でした。強い光の中、ざわざわと落ち着かない環境の中、産まれて間もない子犬たちがショーケースに入っています。お客さんの要望で、子犬達は何度も外に出され抱かれます。 酔っ払いは、眠っている子犬がいるガラスを叩いて起こします。眠れない子犬たち・・・
医学的に見ても、成長期に充分な睡眠がとれない事、生活のリズムが出来ない事は脳に何らかの障害を及ぼすと言っていました。子犬は、過度なストレスによっても命を落とす可能性もあります。また、免疫力のない子犬をむやみに誰にでも触らせる行為は、人間を媒介しての伝染病などの危険性も高いです。。。

2日目は、繁殖業者への取材でした。私はあえて、ブリーダーという名称は使いたくありません。犬種の保存や向上などの為のブリーダーではなく、売れる人気犬種を繁殖して販売する目的の業者さん・・・だと思いますので。
実際に繁殖されている現場の映像は、気分が悪くなるものでした。水も食事もまともに与えられていません。シーズンが来るたびに繁殖させられているだけの道具の様でした。いえ、道具でもきちんと使えるように手入れするでしょう。それ以下だと思います。病気の子達は、そのまま放置されていました。
映像の場所は、動物愛護団体の協力により酷い状態の子達が保護され、里親さんを探してもらった様でした。氷山の一角・・・ほんの1例でした。

最後の日は、保健所で処分される犬たちでした・・・これは、あまりにも衝撃的すぎて、言葉になりません。怯えて震える犬たち・・・最後の瞬間は、私はとても正視できませんでした。
鹿児島県では、今年の4月から殺処分ゼロを目指し、保護した犬達の里親探し・譲渡会を行っているそうです。そしてその目的どおり、4月から今日まで殺処分ゼロだそうです!鹿児島県の動物センターは明るい雰囲気で清潔でした。職員の方たちがお世話もされているそうです。なんて、素晴らしいのでしょう!
鹿児島県を見習って、ぜひ他の県にも広がって欲しいです。

ちなみにイギリスでは、ペットショップでの生体の販売は法律により禁じられています。ペットを飼う際には、専門のブリーダーさんか、動物保護センター(シェルター)から、購入するのが常です。
ペット、動物に対する厳しく細かい法律もあり、さすがペット先進国です。動物警察なる存在もあり、動物虐待や飼育放棄を刑事罰で取り締まっています。
アメリカでも一部ですが(ニューヨークなど)、ASPCAなど動物警察が存在します。

人間も生きていくのが精一杯の世の中だと思います。しかし、心がすさんでしまったら人間としてどうでしょう・・・地球で一番偉いのは人間様で、他の生き物はそれに付随しているもの・・ではないと思います。
強い人間であれば、小さな命を守れるのも人間です。罪のない小さな命を、偉い人間が守って欲しいです。
ペットたちが与えてくれる、無償の愛を知って欲しいと思いました。

こういった現実は、もちろん知っていました。しかし、改めて映像で見ると、何とも言えない悲しさで一杯になりました。
私自身、こうして映像で見たり現実を知ってはいても、実際何も行動できず救える力にさえなれない事を恥ずかしいと思っています。。。
犯罪が起こる前触れとして、動物虐待があると言われています。
人間の心を、人間だからこそ出来る人間らしさで、小さな命を守っていける世の中になって欲しいと、心から思いました。

と~っても重い話題でしたが、心に残っているので書かせていただきました。
あくまでも、私の主観により書いておりますので、偏った私の思い等はご了承下さい。m(_ _)m

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