2009年11月6日金曜日

オードリー・ヘプバーン

この方を嫌いな人はいないかも・・・と思うほど素晴らしい女性だと、私は思っています。
女優さんとしては、もちろん可憐で美しく時にはお茶目!いまだに彼女のポスターやカレンダーは人気があるそうです。


私は晩年の彼女の生き方にとても感銘を受けました。
子供の頃から両親の離婚、政治的なことでの辛い体験(オードリーの叔父と母親の従兄弟はドイツに対する抵抗者だったため、オードリーの目の前で銃殺された)、戦争による貧しい生活など、波乱万丈の苦労をされてきましたが、女優となってからは大成功し、アカデミー賞・トニー賞・エミー賞・グラミー賞を全て獲得されました。
1989年のスティーヴン・スピルバーグ監督作品『オールウェイズ』を最後に女優業を引退。まだまだ、これからという時期でした。
そこからが凄いです!
引退後に、国際連合児童基金のユニセフ親善大使に就任し、
「わたしは、ユニセフが子どもにとってどんな存在なのか、はっきり証言できます。なぜって、私自身が第二次世界大戦の直後に、食べ物や医療の援助を受けた子どもの一人だったのですから」
と語り、当時内戦の続くソマリアやスーダンなどの子どもたちに笑顔を届け続けました。


1993年1月20日、スイス・ローザンヌ近郊のトロシュナ村で大腸癌のため亡くなってしまいました。

そんな憧れの女性、オードリー・ヘプバーンが残した素晴らしい言葉たちがいくつかあります。
 
 魅力的な唇のためには 優しい言葉を紡ぐこと
 愛らしい瞳のためには 人々の素晴らしさを見つけること

 スリムな体のためには 飢えた人々と食べ物を分かち合うこと
 豊かな髪のためには 一日一度子供の指で梳いてもらうこと

 美しい身のこなしのためには
 決して一人で歩むことがないと知ること

 人は物よりもはるかに多く回復し、復活し、
 生きかえり、再生し、報われることが必要なのです
 くり返し くり返し 報われることが

 決して何人たりとも見捨ててはなりません

 助けてくれる手が必要なとき
 自分の腕の先にその手があることを思い出して

 年をとると人は自分に二つの手が あることに気がつきます

 一つの手は自分自身を助けるために
 もう一つの手は他者を助けるために

これは そんな彼女が息子たちへの遺言とも言える言葉、サム・レヴソンの詩集『時の試練をへた人生の知恵』からニ人の息子のショーンとルカに読み聞かせたものです。(Audrey Hepburn(Barry・Paris より引用)
彼女らしい、また彼女に合った言葉だと思います。
そして彼女は晩年、こんな言葉を残しています。

 たしかに私の顔にしわも増えました。
 ただ、それは私が多くの愛を知ったということなのです。
 だから私は今の顔の方が好きです。



彼女は、スイスのローザンヌという小さな村に眠っています。質素なお墓ですが、これも彼女が望んだ彼女の生き方の一部なのだそうです。

村人たちと同じ大きさのこのお墓、彼女のお墓は今でもお花が絶える事はありません。

ホント、心の美しい人でありたいですね!オードリー・ヘプバーンの事を知れば知るほど、美しい心に触れ心が洗われる様な気持になります。

こちらも・・・心美しい風景です・・・???


2 件のコメント:

na- さんのコメント...

今夜もこんばんは^^ na-です。

オードリー・ヘプバーンは永遠の妖精、
私は10代の頃ローマの休日でファンになりましたw

ユニセフで活動していることはざっくり
認識していましたが、実に心にひびく
言葉を織りなしていたのですね…。

普通、あれほど名声を得た女優ならば、
老いた姿は見せたくないだろうて…と思ってしまいがちですが、違う方は違いますね。。。

1日、それほど好きではない都会で働いて
よごれちまった悲しみに(中原中也)的な気分も
ココロ洗われます。Yukiさんありがとー^^

きのうの、「あいや~顔」→「見てたの~」の
王子にもちょー癒されマッスル!

 美しい身のこなしのためには
 決して一人で歩むことがないと知ること

そんな気持ちでお休みなさい♪♪♪

ヤマト さんのコメント...

na-さん、こんばんわ~!

尊敬できる素晴らしい方々の言葉には、本当に重みがあると感じました。
理想と現実、外見と中身、などギャップがあるのが人間だと思いますが、私も全ての愛を持って過ごしたいな~なんて、理想を持っています^^

私のつたないブログの中で、na-さんが同じ気持を感じてくれる事に、ホント感謝します!
とってもとっても嬉しきもちになれます。

どうも、ありがとうございます!