2009年11月24日火曜日

犬達の能力

たまたま昨夜、ナショナルジオグラフィックで犬の能力実験みたいな事を行っていました。

まず、昔々オオカミが人間に近づき、狩りをするよりも簡単に食べ物を貰う方が楽!という事を学習した群れがいて彼らの子孫たちを人間の手で育てることで、ペットとしての犬が確立したそうです。
これは、キツネで実験済みです。野生のキツネは、まず人間に懐く事はありませんが、そういうキツネたちの中で警戒心の少ないキツネたちを交配し、その子孫を人間の手で育てる、という繰り返しの中で、まるで普通のペットの犬のようなキツネたちに変わっていきました。(その施設だけでのお話しです)
オオカミも、そのようにして現在のペットの様に変化して行き定着したのだそうです。
そういう進化を遂げた犬達は、人間との生活が生きる糧です。

さて、ここからが実験です。
まず、人間に近い頭脳を持つと言われているチンパンジーの前に行き、2つのカップをテーブルに置きます。一時、チンパンジーとカップの間にボードを立て、見えないようにします。そして、カップを逆さまにして片方のカップにオヤツを入れます。ボードを外して、人間がオヤツの入っている方のカップを指差します。
これで、普通はチンパンジーが指差された方のカップを選びオヤツをゲットすると思いましたが、違うのです。
チンパンジーは、人間が指差した方を選びません・・・というより、指を指された意味を理解していないようでした。
次に、犬の前で同じ動作をしました。犬は迷う事無く、指差されたカップを選びました。何度やっても同じでした。
チンパンジーは、人間の動作から意図を読む必要がないからだそうです。
犬は、長い歴史の中で常に人間の行動や表情などから、人間の意図する事を理解出来るようになったのだそうです。その証拠に、次の実験では人間が座って目で合図しただけで、オヤツの入っているカップを選びました。
なるほど~~~~!と、関心しました!

更に驚いた実験がこれです。
パソコンの画面に、まずリンゴとバナナの絵が出ます。(ここでは分かりやすいようにフルーツで統一しますが、実際にはもっと複雑なアイテムがたくさん出てきました)
正解はバナナで、画面のバナナに鼻を当てると下からクッキーが出てきます。
不正解のリンゴに鼻を当てると、画面が真っ赤になり不正解でクッキーは出てきません。
最初、犬は両方を試します。それで、バナナが正解だという事を理解したようです。
次に、バナナとイチゴが出ます。ここでは、バナナが正解だと分かっているので、当然バナナを選んでクッキーをゲットします。
次に、最初不正解だったリンゴと初めて出たメロンの画面です。
犬は、リンゴが不正解だった事を覚えていてメロンを選びクッキーをゲットします。
その調子で、応用問題のような問題を100%正解しました!犬は消去法や推察する能力があるという事なのです!
うっそ~!と思われるかもしれませんが、本当のお話、実験でした。
但し、個体差もありますからゲーム自体に集中できないで実験にならない子もいました。
ロシアで有名なある犬は、何百種類もの品物と名前を覚えています。
例えば、新聞と言えばたくさん積み上げられている品物の中から新聞を選んで持ってきます。
歯ブラシ~ ペン~ メガネ~ 靴下~ 何でも、ちゃんと持ってきます。
そこで、その犬の知らない物を混ぜて、その品物を持ってきてと言うと、その犬はたくさんの品物を見て選びながら自分の知らない物を選んで持ってくるのです。
本当に凄い能力です!
まだまだきっと解明されていない、私たち人間の創造を超える能力を持っているのでしょうね^^

興味ある、そして驚くべき楽しい番組でした!

改めて、ヤマトパックの面々を見て「ん~~油断できないわっ!」と、気合を入れなおした昨夜の一時でした!^^
あなどれません!笑


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