2009年7月25日土曜日

膀胱炎

サンシャインが今朝、ちょっと様子が変だな~と思っていたら、案の定午後から頻尿になりました。膀胱炎の初期症状です。 高齢のせいか、最近は膀胱炎の発症間隔が短くなってきている気がします。
常備薬として予めお薬を頂いているので、早速投薬~ しかし、効果はすぐには現れません。家に入ってはすぐに「トイレ~」と騒ぎ外へ・・・で、もう何も出なくて中へ・・・でもやっぱり外へ・・・の繰り返しです。今回は日中だったので、その都度出たり入ったり出来ますが、これが夜だと夜通し出たり入ったりの付き合いはキツいです。
本人が何より、横になって休む気にもなれない様子で可愛そうです。
それでも、だんだん薬が効いてきている様子です。いつもこの程度で、2度目の薬を飲んだ後くらいからは無症状になります。症状がなくても、1週間は投薬を続けます。 症状がなくなると、病院で検査をしても全く陽性反応は出ません。 日曜日に動物病院へ行くので、とりあえず検査をしてもらう予定です。
サンシャインとは今までに、何度も一緒に手術を経験してきましたので、何かあると訴えるような目で私を見つめます。普段は、ハスキーらしくそっけないサンシャインですが、ご飯の時と具合が悪い時は別人です。

今までサンシャインは、妊娠出産・乳腺炎・帝王切開・子宮卵巣摘出・乳腺腫瘍 と、婦人病関係のオンパレードで共に戦って乗り越えてきました。最初の出産では、4匹の可愛い赤ちゃんを出産する事が出来ましたが、最後の1匹の子犬は産道で死亡してしまいました。この時は獣医さんの計らいで、お腹を切らずに取り出すことが出来ました。しかし、次の出産ではたった1匹の赤ちゃんを帝王切開で出産という事になりました。妊娠糖尿病という、妊娠時だけに起こる糖尿病になってしまった為です。これは獣医さんも首をかしげる事で、妊娠をきっかけに糖尿病になってしまった・・・という見解でした。しかし、アメリカのブリーダーさん(サンシャインの実家)に尋ねたところ、妊娠期だけに起きる糖尿病だから、出産したら血糖値は戻ります。と教えて頂き、獣医さんも「今までに症例がなかった」とビックリ! 妊娠中は毎週検査をしながら出産に備えました。母体の負担を考慮し、陣痛が来てからすぐに帝王切開という手段で出産を終えました。この時、もうこれで赤ちゃんは最後と決め、子宮と卵巣も摘出しました。
赤ちゃんは女の子で白と黒の”ハスキー”というハッキリした模様の赤ちゃんでした。その子は”ラスティ”と名づけ、プリンスとサンシャインの子供として我が家で親子仲良くずっと暮らすはずでした・・・
しかし、赤ちゃんは全く成長せず、人工でミルクを与えたり懸命に育てましたがほんの僅かしか体重の増加がなく毎日病院に通いました・・・最後は獣医さんが、徹夜で面倒を診て下さいました・・・しかし、結局目も開く事なく亡くなってしまいました。途中で、多分どこかに障害があるのだろうと推測されたので、もしこのまま育ったとしても・・・とか、ミルクを上手に飲めない姿や吐く姿を見ていると辛そう・・・とか、様々な思いを毎日毎日獣医さんと、お話させて頂きました。
私には、”安楽死”という選択は皆無でした。どんな姿でも、どんなに不自由でも共に暮らす覚悟でいました。 そんな時、獣医さんが 「もう名前も付いている子だから、何とか生きられるようにやるだけの事はやりましょう。安楽死を勧める事も考えましたが、動物の親は子供を安楽死させたりしませんよね。サンシャインの気持を考えたら、育てたいですよね!サンシャインはラスティを安楽死させませんよね!」 と、ビックリするくらい暖かい言葉をかけて下さったのです。これには、心から感謝の気持でいっぱいになりました。
そこで私も、出来る事はすべてやる!獣医さんが尽してくれて、それでも無理だったら仕方がない・・という気持にまでなれました。 獣医さんは、その言葉の通り本当に自分の子供の様に手をかけて尽して下さいました。 結果は実りませんでしたが、それを期に私もいろいろな事を学ぶことが出来ました。その獣医さんとは、現在約7年のお付き合いですが、今でも変わらぬ獣医さんでいてくれています。最先端の機械や、システム化された豪華な動物病院ではありませんが(先生、ごめんなさい;)、医は心術!とうか、動物たちにとって、本当に心ある治療をして下さる信頼できる動物病院だと、私は思っています。
ラスティが亡くなった原因、彼女が抱えていた障害を知りたくて、私は最後に獣医さんに検体を依頼しました。内臓には疾患や障害がなく、脳の障害だった様でした。。。
サンシャインはその後回復し、懸念されていた糖尿病もなくなっていました。
ホッとする間もなく、次はサンシャインの乳腺が腫れてきたのに気付きました。乳腺腫瘍と判明し、すぐに手術を行いました。完璧に取りきる!を目標に慎重に手術が行われ、その目標通りにその後の検査で全摘成功!という結果でした。その後も再発や転移も見られず、現在に至ります。
長くなりましたが、サンシャインにはこの様な病歴?がありました。

術後のサンシャインはいつも大騒ぎでした。「痛い~!」「苦しい~!」「眠れない~!」「つらい~!」「死ぬ~!」と、丸1日くらいは騒ぎます。最初の術後のこの騒ぎは、私もとても心配ですぐに病院へ行きました。しかし、何も問題が見つかる事はなく「大袈裟なんでしょう。。。」と・・・
その通り、1日過ぎたくらいからは、何事もなかったかのようでした。2度目からはもう分かっていたので、慌てる事もありませんでした。苦笑

ここ数年は、大病はしていません。しかし、どうも膀胱炎だけは繰り返しています。今の段階では、抗生剤が顕著に効果があるので大丈夫だと思いますが、今後の対策に関して検討中です。

というわけで・・・本日は写真を撮る事も出来ませんでした・・・ので、サンシャインの写真を見てやって下さい!



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